お知らせ
新しい日常に向けて (理事長 亀田隆明) 2022/07/01
理事長
亀田 隆明
ようやく我が国の新型コロナウイルス感染症も収束の兆しが見え、外国人の受け入れ態勢も徐々に緩和されてまいりました。ロシアによるウクライナへの侵攻や中国のゼロコロナ政策による国際的な流通問題、急激な円安、燃料をはじめとする消費者物価の高騰など社会の不安定要素は枚挙にいとまがないほどですが、社会活動は少しずつ回復してきたように感じます。依然として医療関係者の行動制限は当院を含めて厳しく自己規制している状況ですが、今後は医療人としての良識のもとに節度ある社会活動を再開し、新しい日常を作り上げてゆく時期だと思います。
この2年間余り、当法人内の各事業所において、会食をはじめとする職員同士の交流が厳しく規制され、特に新入職員などは仕事上もプライベートにおいても困難な時間を過ごされたことと思います。ウェブ会議や遠隔医療など便利になり今後とも進化させたい部分もありますが、やはり人間社会において、人と人の交流を通してお互いを理解しあい、良いチームワークを作り上げることの重要性はいささかも変わるものではないと考えます。
その一環として、2020・2021年は感染症のまん延やオリンピックの開催による関係者の都合で開催を見送っておりましたが、2012年から2019年まで毎年続けて開催してきた医療人のためのサーフィン大会「Kameda Cup in Kamogawa 2022」を7 月17日、開催することといたしました。地域感染症疫学・予防センターの指導の下、例年のようなステージや酒類の提供はできませんが、医療人の良識を信じてささやかでも大会を継続してゆくための一歩、少しでも医療人や地元の方々に新しい日常を提供してゆきたいと考え開催を決断いたしました。
反対意見の方もいらっしゃると思いますが、社会を一歩ずつ前に進めてゆく一助になることを願っています。