お知らせ
今年こそは明るい年に(理事長 亀田隆明) 2022/03/01
理事長
亀田 隆明
2020年1月29日、私たちが中国武漢市からの航空便によって帰国された方々の受け入れをおこなってから、ちょうど2年が経過しました。
未だに毎日報道される新規感染者の数、政府関係者ならびに専門家の解説と予測、国民が皆ウイルスに振り回され続けた2年間でした。
しかしこの間、新型コロナウイルスはウイルスの特性でもある変異を繰り返し、弱毒化と感染力の増強がはっきりしてきました。現在は、幼稚園や小学校をはじめとする学級閉鎖、臨時休校などが増加し、数十年前、私たちが子供の頃毎年のように経験していた様子と酷似してきています。
私はもちろん感染症の専門家ではありませんので詳しいことは知りませんが、私たちが子供のころによくひいた風邪の原因ウイルスは、ライノウイルスが最も多く、次に多いのがコロナウイルスだということはよく知られたことです。したがって、コロナウイルスが消えてなくなる可能性は全くないといっても過言ではないでしょう。では、どのようになったら通常の社会生活に戻れるのでしょう。
現在の新型コロナウイルス感染症は法律上、2種感染症、つまり結核と同様の位置づけとなっており、陽性者はもとより濃厚接触者も隔離しなくてはなりません。確かに2年前、海外で多くの人たちが病院に運び込まれ呼吸器をつけられているTV報道や、グローバルな感染拡大と重症化をみて2種感染症に位置づけたのは当然の判断だったと思います。しかし、最近のPCR陽性者やコロナ感染症を発症した人たちの様子は大きく変わってきています。ワクチン接種を含めた今までの政策の効果もあり、明らかに重症化リスクは激減しているように思えます。
一般的に感染力の強さと毒性の強さは反比例しますので、弱毒化していることは事実だと思います。あくまでも個人的な意見ですが、いよいよ通常の社会活動に戻すタイミングが近づいてきたなと感じています。日常を取り戻すためには、まず現在のコロナ感染症の位置づけをインフルエンザなどの感染症と同様の5種感染症への変更が必要となります。
政府や専門家にとって決して簡単なことではないと思いますが、現在の感染症の特性、感染状況、社会状況を総合的に考えて、国民にとって最も良い判断を最も良いと思われるタイミングで実行していただけることを願っています。
今年の早いうちに正常な社会に戻り、子供たちや若者が思いっきり大声で笑い、みんなで楽しく過ごせる日が来ることを心から願って止みません。